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５月８日から、新型コロナウイルス感染症の感染症法上の扱いが「２類相当」から季節性インフルエンザと同等の「５類」指定感染症へと見直されたため、毎日のようにテレビで通知されていたような新規陽性者数の推移等はあまり報道されなくなり、現状の状況がわかりにくくなってきました。
現在のコロナ感染の状況はどのようになっているのかを確認してみました。

まず、オープンなデータとして公開されているものを調べてみたところ、厚生労働省のページにて、２０２３年６月以降の発生状況が書かれたものがありました。
新型コロナウイルス感染症に関する報道発表資料（発生状況等）2023年６月～

ただ、以前のように日時での全数調査結果ではなく、週次にて集計された定点把握のデータとなっていました。
「定点把握」とは、全国の感染症の患者の増減を地区ごとに選んだ医療機関から報告を受けて調べる仕組みで
季節性インフルエンザでもこの方法が採用されてきたそうです。
コロナの場合、全国約5000の小児科や内科の医療機関から報告を受け、月曜から日曜までの感染者数を翌週の金曜に公表しているそうです。

報告されていたのは、定点における新型コロナウイルス感染症の報告数（かつ定点あたりの報告数）、新規入院患者数などでした。
整理してみると以下のようになります。

※注　報告のタイミングで暫定値があるため、一部、発表と相違のあるデータがある可能性があります。

これを見ると、感染症報告数は増加しており、それに伴って新規入院患者数も増加しているように思われます。
グラフ化してみると

　



徐々にですが、陽性者数が増加している傾向は注視していく必要がありそうです。
引き続き、動向をデータ整理していこうと思っています。

ご参考まで。

※関連リンク
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