それを示すitとthatの違い(英語)

2024/01/30

中学で学ぶ英語にて、be動詞を使った表現にて、This(これ)、That(あれ)で示されたものWhatを使った疑問文で質問した場合、It(それ)で答えると学習するかと思います。
Thisは近くのもの、Thatをちょっと遠いもの、具体的なものを示す場合、Itを使うと習った覚えがありますが、少しわかりづらいかと思います。
実査に、日本語では、「それ」と訳されていても、Thatが使われることもあり、まず、それぞれのニュアンス的な意味を知っておくことが必要かと思います。
下記のサイトの内容を参考にこの点を少し整理して確認してみました。

参考引用元
「it」と「that」の違いを知っていますか?使い分けるポイントを解説

3つの言葉は英語の文法上、it は人称代名詞、 that と thisは指示代名詞に分類されるそうです。
なので、同じ品詞である、that と this は、「that は遠い、this は近い」という考え方で使い分けられるが、同じ代名詞であっても、同じ基準でitを扱うのは難しいということになります。

 it は「(文章中の)特定のもの」というニュアンスがあり、that には「(文章の)全体」というニュアンスがあるそうです。です。

代名詞としての it は、会話や文章の流れの中に出てきたある特定の人や物について、単語の繰り返しを避けるための言葉として使われます。(※it とイコールの関係になるのはいつも名詞になる)
一方、that は特定の単語というより、会話するときに相手が発したひとつ前の発言など、文章全体を指し示すために使われます。(※that とイコールになるのは、文章全体になる)

例文として、下記のような内容が紹介されていました。

>例文を見ながら、 it と that の性質の違いを確認していきましょう。

>A:She has a secret.
>A:彼女、隠し事をしてるのよ。
>【it を使った回答】
>B:What is it?
>B:隠し事って何? ※ it = a secret
>【that を使った回答】
>B:What is that?
>B:何ていったの? ※ that = ”She has a secret.”という文章全体

>it を使った回答と that を使った回答では、全く意味が異なることにお気づきでしょうか。it の方では、「隠し事」という文章中の名詞について尋ねています。

>一方、that を使った回答では発言文自体が何なのかについて尋ねていますね。相手の発言が聞き取れなかった、というイメージです。

「What is it?」はなんとなくイメージつかめやすい気がしますが、「What is that?」はthatという指示代名詞の意味をわかってないと何を聞いているのか、わかりづらいかと思います。
文書全体という意味では、上記のニュアンスになるということですね。

どうしても英語を直接、日本語になおしてしまうと無理のある表現が出てしまいます。
そもそも英語と日本語では、考え方に違いのある部分があり、それを理解しておかないと、実際の会話等でも誤解を招くことになるかもしれませんね。

ご参考まで。

※関連リンク
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