三単現のSとは?(英語)
2023/09/13
前回、”英語にはなぜ?というルールも多いように思われます。”と書きましたが
中1の英語を学習していく中で、一番違和感があるのが、いわゆる「三単現のS」ではないでしょうか?
日本語の概念では理解できなルールだと思うのですが、わかりやすいニュアンスで説明されているサイトがあったので
整理してお伝えさせていただきます。
引用サイト
三人称単数のSはなぜつくの?理由は【客観性の強調です】
まず、”三単現”とな何かというと、”三人称単数現在”の略でしたよね。
自分を基準として、誰かとお話しているという前提で以下のように定義されています。
1人称:自分(I)
2人称:相手(you)
3人称:私とあなた以外(第三者)
単数はひとつ(2以上は複数)、現在は時制の現在形ですね。
この三単現が使われたとき、動詞が変化するというルールは、日本語にはないルールで中学で英語を学習する生徒は
違和感を感じることが多いと思うますし、中2・中3生でもよく間違ってしまう点の1つかと思います。
このルールは、日本語と英語の言語による性質の違いから発生しているという話が記載されていました。
英語は日本語と違って責任の所在を明確にする言語で、主張を先に言い、物事を曖昧なままにしない(シロかクロかをハッキリさせる)、といった言語の性質があるそうです。
(それはそのまま「国民性」にも反映されるとのこと)
下記のような例が紹介されていました。(そのまま原文を引用)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
例えば、誰かがグラスを割ったとします。
2人の子供がお互いが割ったんだ!と主張しているとします。
この時、
「僕はこれをしていたぞ!」
「あなた、こんな事やってたでしょ!」
という風に、1人称である「私(I)」がした事、言った事、2人称である「あなた(you)」がした事、言っている事、それらはいずれも信用には足りないのです。
しかし、第3者であるHeやShe、Theyの証言であれば、当事者でない分、「客観性」が強いので、信用度が高くなります。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
たしかに子供がけんかしていたときに、Aくんが悪い、いやいやB君が悪いというやりとりがよくあります。
結局、お互いが相手のことを悪いというだけで、本当のけんかの原因はよくわかりません。
ただ、第3者である別の子供が、Aくんが悪いということを言った場合、客観的にはその証言の信頼が高くなりますよね。(ただ、子供の証言だと本当がどうかは疑問もありますが・・・)
そういった意味で、三単現で示させる行動は、信用度が高いということを示すため、動詞が変化するのではということですね。
複数の場合は、2名以上の証言となるため、全員が同じ意見ならいいんですが、そうでないと客観性が低くなってしまうということになります。
三人称・単数・現在の“S”は、第3者が客観的に見たということを示すルールということになるのでしょうか。。
ご参考まで。
※関連リンク
・someとanyの違い(英語)
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