都立入試 英語スピーキングテストについて(その4)
2023/08/02
7月31日に小6と中3を対象とする今年度の全国学力調査の結果が公表されたそうです。
小6の9割超、中3の8割超が参加しており、教科は小6が国語と算数、中3は国語と数学、英語で各教科の平均正答率は以下のとおりでした。
・教科別平均正答率 ※()は昨年度の平均正答率
1)小学6年生
国語:67.4%(65.8%)
算数:62.7%(63.3%)
2)中学3年生
国語:70.1%(69.3%)
数学:51.4%(52.0%)
英語「聞く、読む、書く」:46.1%(※前回19年度56.5%)
「話す」:12.4%(※前回19年度30.8%)
※出典元
中3英語スピーキング、正答率12% 0点が6割 全国学力調査(朝日新聞デジタル)
英語のスピーキングの正答率は12%で0点が6割だったそうです。
英語については、「聞く、読む、書く」の結果も前回19年度より大幅に点数が下がっており
学力が低下したというより、問題が難化したと考えるほうが自然なようです。
そもそも「話す」について、6割が0点ということは、そもそも「話す」能力についての学習が進んでいないという評価が妥当かと思います。
実際に、近隣中学校の定期テストの傾向を見ると、やはり平均点が下がっていると感じますが、内容的にはライティング「書く」が増えて、明らかに問題が難化している傾向があると思います。
また、スピーキング「話す」については、授業では取り入れられているかもしれませんが、定期テストで実施されているわけでもなく、当塾としても学習対策としてスピーキングは今のところ取り入れていません。
実態としては、十分なスピーキングのトレーニングは実施できていないのに、求められている「話す」力が高すぎるように思われます。過去に海外に研修に行ったことがあるのですが、まず、「聞けない」、次にある程度耳が慣れてきたとしても「話せない」というジレンマがありました。
でも、なんとか意思疎通ができると楽しいですし、自分が外国人と呼ばれる立場になって、あらためて日本という国を知ることもできたように思います。
海外の方とお友達になるために「話す」ような経験がどうしても必要なのかなあと思いました。
(ただ、受験のためにスピーキングを学習していると身につかないですよね・・・。)
以上、ご参考まで。
※関連リンク先
都立入試 英語スピーキングテストについて(その3)
都立入試 英語スピーキングテストについて(その2)
都立入試 英語スピーキングテストについて
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