数学(算数)における単元の学習順序について
2023/07/10
最近、数学(算数)の授業を指導する上で、なんとなく学習の順序で違和感を感じることがあります。
例えば、小学4年生が「2けたの数の割り算」を学んでいたのですが、まず最初に「わる数」を決めるのに苦闘していいる生徒が以外と多いように思います。
ノート見ると、いくつものわり算の式が書かれていて、計算に時間がかかっていました。
要するに、だいたいこれくらいという数字がわかれば、予想がつきやすいわけですが、この「がい数」の単元が上記の学習後に実施されています。(ちなみに世田谷区の小学校では「教育出版」の教科書が使用されています。)
また、中学生でも少し矛盾を感じたことがありました。
受験を控えている中学3年生は、現在、「2次方程式とその解き方」を学んでいるのですが、すでに「平方根」を学習したこともあり、まず、左辺を平方の形に変形し、解いていく方法を学んだあと、「解の公式」を学んでいました。
それ自体は正しい順序だと思うのですが、その後に、「因数分解」を使って解法が学習されていて、ちょうど今学習を進めているところです。
「因数分解」については、「平方根」より前に中学3年生で学習されていましたので、どちらかというとこの考え方を先に学習すべきだと思います。
記憶が定かではないですが、私自身がこの単元を学んだときは、最初に「因数分解」を使った解法を習ったような記憶がありますし、実際の解法の順序としても、まず「因数分解」できるかどうかを検討するほうが自然なように思うのですが・・・。
(その前に「解の公式」を学習することに違和感を感じました。)
どうなんでしょう???
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