梅雨入り宣言って必要でしょうか?

2023/06/30

6月は梅雨(つゆ)の季節と言われています。
すでに全国的に梅雨に入っていて、梅雨明けの予想が日本気象協会のサイトに掲載されていました。
(たしか、沖縄はすでに梅雨明けしていたかと・・・。)
日本気象協会 梅雨明け予想 九州~東北で平年並み 本州で梅雨最盛期へ 大雨に注意

毎年、「梅雨」入りの時期や「梅雨」明けの時期がニュースで流れますが、あとから修正されたりすることもありますよね。。
そもそも「梅雨」入り・明けは誰がどういう基準で決めているのでしょうか?

まず、歴史的には、1964年から気象庁が梅雨入りや梅雨明けを「おしらせ」として発表を始めて、1986年からは「梅雨の入り・明けに関する地方気象情報」を気象情報として発表することになったそうです。

では、梅雨入りの基準はというと、具体的に雨が降った日数や雨量などのデータ基準にしているわけではなく、これまでの天候とその先一週間の天候で雨や曇りの日が多くなり始める頃を梅雨入りとして「〇月〇日頃に梅雨入りしたとみられます」と、各地にある中枢気象台から地方情報のお知らせとして発表されているそうです。
(梅雨明けも同じような基準のようです。)

例えば、桜の開花宣言の場合、一応基準が決まっていて、各地の気象台が観測する「標本木」というものがあって、これが5~6輪咲けば、”開花”として宣言されます。東京ですと靖国神社に「標本木」がありますね。
こちらの開花宣言は、桜が満開にある時期の目安になることで、みなさんが楽しみにしている宣言だと思います。

ただ、「梅雨入り」の場合、あまりにも基準があいまいで、発表されたところで何かが変わるわけでもないように思います。
個人的には、この宣言に人材を割くのは、もったいない気がするので、やめてもいいのではないかと思っています。

今の時期は、局所的な雷雨の予測のほうが大事であり、天気予報のあり方も変えていくべきではないかと思うんですが・・・。

ご参考まで。

※参照サイト
・梅雨明けの基準とは?決め方は?夏を迎える準備も始めてみよう!
・「梅雨明け」は誰がどうやって決めている?
・桜の開花宣言「標本木」の基準は何? 気象庁に聞いた


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