内申点の「絶対評価」と「相対評価」

2015/04/18

の中学における通知表の評価方法は「絶対評価」と言われます。
むかしは「相対評価」と呼ばれているものでしたが、いわゆる”ゆとり教育”
の考え方で、2002年度から変更されています。
要するに成績「5」に相当する生徒がいれば、何人でも「5」をつけていいことになります。

「相対評価」の場合は以下のような基準で各学校ごとの評価割合は決まっていました。
「5」 ・・・ 7%(偏差値65以上)
「4」 ・・・ 24%(偏差値55~65)
「3」 ・・・ 38%(偏差値45~55)
「2」 ・・・ 24%(偏差値35~45)
「1」 ・・・ 7%(偏差値35以下)
この考え方は、各学校の成績が同じように分布(※統計的には正規分布)
しているとした場合の比率で、該当すれば「1」をつけられた生徒もいたことになります。
ですが、「絶対評価」で観点別評価となった今、「1」をつけることはほとんどなくなってしまったようです。
また、「絶対評価」と言いながら、各学校の先生のものさしで評価が決まってしまうため
学校によって評価基準が違ってきてしまうデメリットがあります。


個人的には、観点別評価にはテストだけの点数に限らない評価ということで
考え方には賛同できる(もちろん問題はいっぱいあると思いますが・・・)んですが
この「絶対評価」には同じ基準のものさし(スケール)がない以上、意味がないと思っています。


しかも、都立入試(推薦、一般)では、この評価で内申点が決まり
入試の合否の材料にされている。。。
かなり矛盾を感じます。

いろいろと意見はあるでしょうが・・・。

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