ピロリ菌の除菌について(その2)
2022/09/13
ピロリ菌の除菌について、前回の続きです。
>結局、そのまま処方箋をもらい、除菌の薬を購入(100%自己負担)したのですが、続きは次回に・・。ピロリ菌の除菌については、毎日2回(朝、夕食後)、複数の薬を1週間分飲むことになります。
処方されたのは、「ボノサップパック800」という錠剤のセットで内訳は以下のとおりです。
1 タケキャブ錠20mg(タケキャブ20)
胃酸の分泌を抑制し、抗生物質の抗菌作用を高めます。
2 クラリス錠200(クラリス200)とアモキシシリンカプセル250mg(アモキシシリン250)
ヘリコバクター・ピロリ菌に対する抗菌作用のある抗生物質です。
1回分で
・タケキャブ200 1錠
・クラリス200 2錠
・アモキシシリン250 3錠
がセットになっています。

なお、この期間、アルコールは控えるように言われました。
副作用としては、少しおなかが緩くなることがあるようです。
多少、そんな気もしましたが、それほど意識することはありませんでした。
日本ヘリコバクター学会のガイドラインでは、治療が終了した後、4週間以上経過してから、ピロリ菌除菌に成功したのかどうかを除菌判定することになっています。
除菌直後だと、完全に除菌ができていない状況であっても、ピロリ菌が減少してしまっているため、陽性であっても陰性判定されてしまうことがあることから、一定期間おいて判定する必要があるそうです。
ですので、約1か月後に予約して、除菌の判定試験をすることになりました。
いくつか方法があるそうですが、私が実施したのは、尿素呼気試験(UBT)という方法でした。
簡単にいうと、呼気を袋に採取し、尿素の量からピロリ菌の有無を判断するというもののようです。
実際の検査は、以下のような流れで実施されました。
1 まず、すぐに呼気採取バッグに口をあてて、息を吹き込みます。(呼気を採取)
これで終わりかと思ったら、以外とその後、時間がかかります。
2 検査薬(ユービット錠)を水とともに服用し、体の左側を下にして、5分ほど横になります。
詳しいことはわかりませんが、尿素呼気検査の精度を高めるために実施する方法のようです。
3 その後、待合室でさらに15分ほど待機します。
4 1とは別の呼気バッグにて呼気を採取します。
これで検査は終了でしたが、すぐに結果がわかるわけではなく、さらに1週間後に通院するように言われました。
一週間後、、、このときは検査結果を聞くだけでしたが、幸い陰性と判定されました。
最後に人間ドックを受診してからピロリ菌を除菌するまでの経緯と費用をまとめておきます。
4月12日 人間ドック
→結果が郵送されてきて、精密検査を実施(※特に問題なし)
6月17日 精密検査の問診→ここで、ピロリ菌の除菌を相談
→ 保険適用のためには、胃カメラ検査を実施し、慢性胃炎であることの確認が必要だったため、胃カメラ検査を実施せずに、保険適用外でのピロリ菌除菌を決意
→ ピロリ菌 除菌の薬を処方してもらい、除菌スタート。
7月22日 ピロリ菌 除菌療法後の検査「尿素呼気試験」
8月19日 問診(尿素呼気試験の結果)
胃カメラ検査は実施しなかったわけですが、それでも薬の飲み始めてから、結果がわかるまで2ヶ月ほどかかりました。
実際には、尿素呼気試験後、1週間程度で結果はわかりますので、問診の予約がうまくとれていれば、1ヶ月半くらいかと思われます。(お盆休み等の期間もあり、予約がとれなかった。)
最後に費用について、胃カメラ検査の有無の場合も含めて、概算をまとめておきます。
人間ドックにてピロリ菌検査を実施しているので、その費用も含まれるかとは思いますが、今回はピロリ菌の除菌のみについて整理してみました。
まず、胃カメラ検診なしで、100%自己負担にて作業を進めた場合(※今回はこの方法で進めましたので実費です)
すべて税込みで記載してあります。
保険調剤費用(薬代) 7,315円
ピロリ菌 除菌療法後の検査「尿素呼気試験」 4,850円
問診(尿素呼気試験の結果) 1,260円
合計で13,425円かかったことになります。
こちらは概算になりますが、胃カメラ検査を実施後、保険負担(30%として)にて除菌作業をしていた場合
上記を同工程を30%の保険負担として計算した場合
保険調剤費用(薬代) 2,200円(30%負担)
ピロリ菌 除菌療法後の検査「尿素呼気試験」 1,460円(30%負担)
問診(尿素呼気試験の結果) 380円(30%負担)
こちらの合計額が4,040円となります。
胃カメラについては、内視鏡検査費用としては、30%負担で3,420円ほどらしいですが、他に診療報酬等が必要でざっくりですが、30%負担で6000円前後の費用がかかると考えられます。
(※採決検査の有無等でも費用は変わってくるようですが・・・)
仮に6,000円だとすると、 胃カメラを実施し、30%自己負担でピロリ菌除菌をした場合
4,040円+6,000円 = 10,040円
このくらいの費用が必要になるかと思われます。
胃カメラ検査なしで実施した場合と3,400円ほどの違いですので、個人的には100%負担で実施してよかったとは思います。
(※胃カメラ検査を実施していた場合、より時間もかかっていたはずです。)
ご参考まで。
※関連リンク
・ピロリ菌の除菌について(その1)
中学・高校受験対策 個別学習指導塾
セルモ羽根木教室
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