新型コロナウイルス オミクロン株ウイルスによる新規陽性者数の推移について(データ検証)
2022/01/22
以前、新型コロナウイルスの第5波が新規陽性者数が激減した理由について、検証したことがありますが
今回は第6波となるオミクロン変異株によるコロナウイルスの新規陽性者数の推移について、今後の予測も少し踏まえて検証してみました。
ただ、データも少なく、そもそもコロナウイルスについての情報が乏しいため、あくまで条件を限定した上でのお話となります。
まず、日本の新型コロナ新規陽性者数の推移を見てみます。
今年の年始明けあたりから、新規感染者数が爆発的に増えているのがわかります。
年始年末の人の移動があったタイミングではありますが、やはりオミクロン株が流入した影響が大きいと考えられると思います。おそらく、90%前後はオミクロン株に入れ替わっていると考えていいかと思います。
※出典元 読売新聞オンライン オミクロン株の84%に…現在は若年層が拡大の中心
https://www.yomiuri.co.jp/national/20220113-OYT1T50240/
オミクロン株については、まだ詳細にわかっていないことが多いかと思いますが、他国での新規感染者状況を調査し、何か特性がないかを探ってみました。
1 南アフリカ
南アフリカでは、昨年の11/24あたりから新感染者数が増加し、12/12頃に最大(37875人/日)を
記録しています。これは、おそらくオミクロン株の影響と考えられるが、その後、徐々に減少を続け
現在は、ピークアウトしたのではないかと考えられます。
ちなみに、南アフリカのワクチン接種率(2回目まで完了)は、2022年1月20日時点で27.5%と低く
減少したのは、オミクロン株のなんからの特性による可能性が高いのではないかと個人的には思います。
11/24を拡大発生の1日目と換算すると、最大のピーク時(12/12)に達したのは18日目になります。
2 イギリス
イギリスでは、昨年の12/13あたりから新感染者数が増加し、12/29頃に最大(221250人/日)を
記録しています。その後、減少に生じていたようですが、年始年末の影響なのか、2022/1/3~1/5あたりに
もう一度、増加の山(ピークは1/4(218705人/日)があり、その後、減少に転じているように思われます。
これは、おそらくオミクロン株の影響と考えられるが、その後、徐々に減少を続けていて、ピークアウトした
のではないかと考えられますが、1/17あたりあたりから、また増加しているような兆候も見られますので
今後も注意が必要なようです。
ちなみに、イギリスのワクチン接種率(2回目まで完了)は、2022年1月19日時点で71.5%とかなり高めです。
こちらも減少したのは、オミクロン株のなんからの特性による可能性が高いのではないかと個人的には思います。
12/13を拡大発生の1日目と換算すると、最大のピーク時(12/29)に達したのは16日目、第2のピークの山
(1/4)に達したのは22日目になります。
この2か国と日本の新規感染者数を増加に転じたであろう日を1日目としてあわせてグラフにしてみました。
イギリスにおいては、新規感染者数の桁が他2か国とあまりにも違います。日本と南アフリカは比較的
同じような推移をたどっているように思われます。
ワクチン接種率については、南アフリカは低く、日本、イギリスは高いという差はありますが、オミクロン株に
よると思われる新規感染者数の増加に関して言えば、このワクチン接種率の差はあまり影響していないように
思われます。
そこで、イギリスを除き、日本、南アフリカの新規感染者数にて比較をしてみることにしました。
南アフリカの場合、かなり日本と新機関者数の推移そのものが似通っているように思われます。
また、具体的にどのような対策がなされたのかは調査不足でわかりませんが、ワクチン接種率も低くく
おそらく、それほど具体的な対策は実施されていなかったのではないかと推測されます。
その上でピークアウトしている状況を踏まえますと、この原因がオミクロン株の特性であると仮定すると
日本も同じようなタイミングで減少に転じる可能性が高いのではないかと推測されます。
南アフリカは18日目に新規感染者数が最大となっており、イギリスでは16日目、第2のピークのタイミングと
しても、22日目あたりとなります。
ちなみにこれを日本の推移に当てはめてみると、第1日目を1/1とした場合は1/17~1/23
新規感染者数が1000人を超えたのが、1/4でしたので、第1日目を1/4と仮定した場合は
1/20~1/26が新規感染者数のピークになる可能性が高いと考えられます。
それぞれの国で感染対策等も違いますので、一概に推定するのは難しいですが、オミクロン株の特性をもっとも
重視した場合、そこかでピークを迎える可能性は高いと思います。
ですので、直近の1週間、余裕をみても1月末までを目標に感染予防対策を徹底していくことが重要かと
思われます。
オミクロン株は感染リスクは高いものの、重症化リスクは低いと言われています。
ですが、新規陽性者、濃厚接触者となることで、様々な経済活動、医療活動に支障が出る可能性がより高く
なってしまうという、ある意味やっかいなウイルスだと思います。
ワクチンは、あくまで発症、重症化を防ぐものであり、直接的に感染を防止できるものではないと思われます。
PCR検査は、鼻腔に付着しているウイルスの有無を感知するものであり、無症状の場合でも、第3者を感染
させてしまう可能性があるかと思われます。(私は医療関係者ではないので、細部はわかりませんが・・・)
まずは、マスクの着用、手洗い・うがい、3密を避ける、、、今までがんばってきた感染対策を再度、徹底して
いくことが大切だと思います。
ご参考まで。
※関連リンク
新型コロナウイルス 第5波の減少はワクチン接種の効果?(その2)
新型コロナウイルス 第5波の減少はワクチン接種の効果?
緊急事態宣言の解除について(新型コロナウイルス対策)
新型コロナウイルス 世代別ワクチン接種率・陽性率について(東京都)
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