大学入試 記述問題の導入について

2019/11/26

来年度の大学入試共通テストで「英語民間試験」が見送りとなりましたが、まだまだ問題は山積みのようです。
先日、ニュースで高校生が文科省に国語の記述式問題の廃止を訴える要望書が出されました。
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann?a=20191119-00000078-ann-pol

共通一次テストとしてマークシート方式が導入されましたが、これにより深く考えずに答えを導いてしまうという
欠陥があったことは事実だと思います。
ただ、何十万という受験生に対して、機械で効率よく処理できる、しかも自己採点もしやすいという点では
非常にメリットもあったかと思います。

こういった単一的な解答でなく、記述式によりその人の思考力、記述力を見ることは大切だと思いますが
そもそも記述式でのテストが現実的かというと答えはノーで、現時点での実施は無理だと私も思います。

記述式の問題の場合、まず採点者に相当のレベルが求められます。
特に国語の場合、まず採点者により基準が変わってしまうため、入試で採用すること自体がNGということになってしまうかと思います。
また、よく世間で言われてますが、アルバイト等が採点すること、問題が事前に漏れること、こられは回避できない問題で、自己採点もきちんとできるような方式ということであれば、従来型の選択式問題のほうが正しい評価ができるのではないのでしょうか?

英検のスピーキングテスト等もそうなのですが、AI等の技術を活用して、誰もが納豆できる採点基準にて評価がつけられる(その場合、自己採点という問題は残るので、テスト結果を事前に通知するような仕組みも必要)レベルに達しいないと実現は難しいと思われます。

社会に出て必要な能力であれば、最終的には入社や入社後の評価にて実施されればよく、大学入試では採点基準が担保されない限り、実施すべきでないと思います。
・・・というか無理ですよね。。。

セルモ羽根木教室

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